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吉田部長の部屋

第10回 THE BEST YEAR OF MY LIFE

12.10.02

今年は激動の年だったなぁと思う。春になり、僕自身の結婚式で久々に大学の友人6人と再会し、学生時代とは比べ物にならないくらいにオトナになっていたことが嬉しかった。2次会の最中に会場を抜け出し、ミナミの街を歩いた。-いつかは大学の仲間に大阪の街を案内したい-。夢がかなった瞬間だった。拙いバンド演奏も披露した。Y君のスピーチもしみじみしたなぁ。そんな感じで今年はスタートしていった。

僕にとって衝撃的なことが起こった。 尊敬していたA薬局の薬剤師のK先生が10月をもって引退された。先生との出会いは、僕が小学校の時、クラスで八尾の歴史をテーマにした発表を行なうことになり、生駒の山に行く際、車で送って貰ったときからだ。同級生の女の子のお父さんだった。今、薬剤師でいられるのは、その先生がいたからに他ならない。
K先生は、日本の医薬分業の先頭を走る薬局をされていて、当時から医療機関の風格を醸し出していた。明らかにまわりの薬局とは一線を画していた。今でこそ、薬局は医療機関として認められたが、そんなK先生のようになりたくてここまできた。引退の理由は、今まで、一生懸命してきたから。あとはゆっくり旅行でも行きたい-。明確だった。自分の思いを愚直なまでに実践する。立派なひとと出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。ひとつの時代が終わったような気がする。

さて、さらに今年は、 中国産の食品が危険であるという報道から始まり、赤福の問題さらには崎陽軒と、世間は食品業界バッシングの嵐が吹き荒れ、その光景が異様であり、とても寂しかった。それを構成している社会のひとり一人は基を正せば自分自身であり、自分たちが変わらなければ何も変わらないのではないのかと感じた。”ひとごと”で済ましてしまうのはおかしい。
 そうなったのは、 だれが悪いのか?それは、私たち自身ではないか。日本は消費資本主義社会であり、特に消費財は安くて高品質のものしか生き残れない。生き残ろうとするために不正が生まれる。競争での負けは失業を意味するから。しっかりと家族のことを思いながら。 そして、その不正者は完全な悪者としてマスコミに吊るし上げられる。それを見て、一気加勢する側も、なにか変だ。

どれだけの食べ物が日々、廃棄されていくのかイメージしたことがあるだろうか?すこしでも時間が経てば廃棄する。勿体無いし、飼育された家畜、魚などが、少し古くなったというだけでゴミ箱行き。いきものの価値、さらには人間の価値までもが低下していくのは当然の帰結かもしれない。
もっといい物。もっといい物。欲は深まるばかり。完璧なものしか認めない風潮はなんだか恐怖をも感じる。安くても完璧であってあたりまえと考えるほうがおかしくないだろうか。どこかに落とし穴があり、それを受け入れるのがオトナ的ではないかと思う。だって、個人的にだが僕自身、完璧であると甚だ思ったことはないから。全面的に信じることがいいとは限らない。

最近ではヨーロッパの田舎に興味を持って いる。建物などの耐久財は大事にし、人間のもっとも大切な、食べること、日々の暮らしに重点を置いているところが、日本と大きく違う点だ。食費・住居費さえ賄えればなんとかなるシステムがある。安い建物を建てては潰すことはしない。結果として無駄な労力になることを知っているから。

もっといい物。もっといい物。欲は深まるばかり。

ああ、話が長くなった。本当は高価な液晶テレビなんて要らないのかもしれない。 夜の11時に「ただいま」といって日本のサラリーマンが帰宅する頃、フランス人はワインも飲み終わりいい夢を見ている頃。いまさらのように、自分が変わっていかなければ・・・。なにも変わらない。

今年ももうすぐ終わり。
あのひとはどんどん先に行く。時間は過ぎていく。