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吉田部長の部屋

第3回目 医薬品販売規制緩和問題について

12.01.24

-OTC薬販売に薬剤師は本当に必要なのか-

 比較的大きなドラッグストアを最近よく見かける。実際に店に入ると、シャンプーや歯磨き粉など小規模薬局に比べてかなり安く購入できるように思われる。消費者にとっては大変利便性のある施設ではないかと思う。

自分自身、薬剤師であるのでドラッグストアでOTC薬を購入することはほとんどないのだが、そこに薬剤師が本当に必要なのか疑問に思うことがよくある。

そこで扱われている医薬品は、消費者から見ても売り手から見ても、もはや商品でしかない。しかし、ここで間違ってならないのは、薬物は人体に影響を及ぼすものでぞんざいに扱ってはならないという点だ。
現在の薬物乱用の社会も、そして国も、薬物に対する意識が低すぎるからではないのか。


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添付のロット・商品名 シール
     幼少期の“薬局”の思い出は、こじんまりした店の中に白衣を着た先生が居て、そこには消毒薬のにおいがしていたように思う。  薬は専門的で素人が勝手な判断で使ってはいけないものという記憶が残っている。確かに今は自己責任で物事を決めていく風潮があり、薬も自分で選べばいいのかもしれない。   しかし、薬は人間にとって異物であり、化学合成したもので、安全性は高いが薬として効果をもたらす限り副作用も絶対無くならないはずである。

  そこで私の提案なのだが、OTC薬のカテゴリに要薬剤師薬をつくるという話をもう一歩前進させ、医薬品パッケージにロットシールを添付するというのはどうだろうか。

  消費者が要薬剤師薬を購入する際、消費者の氏名・住所を書き、投薬した薬剤師が捺印した書面にロットシールを貼るという案だ。

  販売に際して必ず薬剤師が介在するというシステム。この一連の行為が大変重要だと思う。

  現状では薬剤師を1人置けばどんな大規模なドラッグストアでも開店できる。その1人というのが曖昧で、自分たち薬剤師の首をしめているのだと思う。

  いてもいなくても同じ、それは私たち薬剤師自身でも感じることであり、消費者から見れば滑稽としかいいようがないのではないだろうか。
  薬剤師でないと医薬品を販売できないような制度をつくらないと、いつまで経っても薬剤師の必要性は出てこないと思う。簡単な話だ。

  そして、この規制緩和を利用して、

●  「薬剤師の手が必要なく自由に販売できる医薬品」 と、
●  「万が一、副作用があった場合でも、購入した消費者と販売した薬剤師がすぐに連絡を取れるように薬剤師の手から販売する医薬品」

とに明確に分類するべきだ。

  いつまでもすべての薬を薬剤師が抱えるという幻想を捨てなければ、規制緩和の波にさらわれて、本当に薬剤師の存在が消えてしまうかもしれない。