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対外活動報告

学会発表 第132回日本薬学会(札幌大会)

31P1-am026
外患者における一包化調剤必要性の因子
Analysis on the factor requiring one dose package dispensations in the outpatients.
◯澤野 有希世1,井上 知美1,上田 香織2,豊田 英明2,文原 智彦2,吉田 哲也2,小竹 武(1 1近畿大薬,2うめ薬局)

概要 abstract


目的:高齢化社会に伴い患者の高齢化が予想される中、医薬品を自己管理し、コンプライアンスを向上させる手段として一包化調剤が考えられる。また、パーキンソン病などの疾患により薬剤をうまく取り出せないなどの対策としても一包化調剤は有効であると考えられる。本研究では、初回面談あるいは服薬指導の際に一包化調剤の必要性の確認を実施すべき患者を判別するため、一包化調剤を実施している患者の因子を抽出し、その傾向を解析した。


方法:総合診療科を持つ病院の処方せんを主に受け付けている薬局の2008 年1 月から2010 年12 月までの3 年間の調剤報酬明細(のべ患者数(内服処方のみ)76681人)より、内服薬処方のみ抽出し、国民健康保険(国保)、社会保険(社保)の2群に分け、さらに一か月内で一度でも一包化調剤を行っている患者を一包化有群とし、行っていない患者を一包化無群として計4 群に分類した。それぞれのデータを年齢・性別・処方日数・処方薬数・薬効分類について統計処理を実施し、患者の基本情報と疾患情報の傾向を解析した。


結果・考察:国保、社保のいずれも年齢は一包化有群の方が有意に高く、平均年齢の高い国保において一包化調剤の割合が有意に高かった。一か月内での平均最大処方日数・平均処方薬数についても一包化の有無で有意差が認められた。そのため年齢及び処方薬数が一包化調剤を必要とする因子であることが示唆された。処方薬の薬効分類については、国保、社保ともに一包化有群でパーキンソン病用剤の処方が多く認められたことから、パーキンソン病患者が一包化調剤を必要とする因子は年齢より症状であると考えられた。今後は今回検討した因子に加え、疾患、性別、診療科など様々な角度から検討を重ねていきたい。